かわいらしい厚めの抹茶碗へ、茶杓(ちゃしゃく)で1杯半『食べなくっ茶』を入れ、お湯をそそぎ、茶筅(ちゃせん)で茶椀の中の抹茶をあわ立て、間もなく表面の泡が細かく整えられました。「の」の字を描くようにして茶筅を茶碗から引き上げるしぐさは、社服が着物に見えます。思わず、心に琴の音が響きます。
いただきものの甘~いお饅頭を頬張った後、「いただきます」と心でつぶやき、気持ちを、少し掲げる茶碗に込めます。正面をずらして、一口、二口・・抹茶を飲むと、なぜか心が癒されました。「飲む際に茶碗の正面をずらす時は、指輪などで茶碗を傷つけないように少し持ち上げてね。落とさないように手の上にしっかりと乗せて、もう片方の手で支えてあげてね。」と、教えていただきました。茶碗を大事にする心、お茶をたててくれた人に感謝する心、雨があがって少し明るくなってきた夕方のひと場面でした。
ミニお茶会
2008年04月18日